経営に必要な3つの宝

はからずも今年4月から経営トップになった若き経営者がいます。

Aさんは、自分に自信が持てず、不安で不安で、前に進むことができません。

Bさんは、自信満々です。自分がやれば、間違いなく上手く行くと、周りに人を寄せ付けず、自分一人で、なんでもやってしまいます。

 

Aさんは、心配性です。一歩前に進むことができません。

「大丈夫でしょうか?私にできますかね?」

というのが、口癖でした。

経営状態は、かなり危険な状態です。現状のまま推移すれば、崩壊することは、見えています。旧来のやり方では、乗り越えることができないことも理解しています。新しい仕組みに移行しなければ、生き残れません。

そこまで、理解しているのですが、一歩踏み出せないのです。

 

Bさんには、自信があります。ですが、その自信と現実には、大きなギャップがありました。実践の裏付けがないのです。頭では、結果が出ているのですが、経験していないので、現実には結果が伴っていないのです。

自信過剰で、周りに人を寄せ付けず、誰にも相談をしません。自分が一番優れていると思い込んでいるからです。

ついには、周りを罵倒し始めました。一番大切にしなければならない、側近のスタッフを邪魔者扱いにしたのです。

事が上手く進まないのは、すべて周りのせいにし始めたのです。

 

経営トップに就任し、すでに半年が経ちました。今、どうなっているのかというと

Aさんは、新しい制度に移行するための大きな扉を開けることができました。「何とか、ここまで来ることができました。これで、大丈夫です。」

と発することばも顔つきも大きく変わりました。

Bさんは、厳しい状況に陥り始めています。先代、先々代が積み重ねてきた名声と信頼により、対面は保っていますが、いつまで続くか判らない状態です。ですが、本人は、全くそこに気づくことがありません。

スタッフの心は離れ、離職者も出始めています。

この半年という時間は、二人の若い経営者に、全く異なる結果をもたらしました。

なぜ、このような事になったのか?

Aさんは、半年で、経営に必要な3つの宝を手に入れました。Bさんは、その3つ宝の存在に気づくことがなかったからです。

 

3つの宝とは、何かというと「メンター」「経営計画書」「仲間」です。

 

仏教徒が最も大切にしている3つの宝を三宝と言います。仏教の三宝は佛法僧です。

佛は、もちろん人類の偉大な師「仏陀釈尊」です。

法は、仏陀釈尊が説いた教えです。人生の道しるべです。

僧は、仏陀釈尊の説いた教えを守り続けて来た人たちです。

 

経営に必要な3つの宝も仏法僧と同じです。

佛とは、師です。経営にとって必要な佛宝は、師つまりメンターです。

法とは、道しるべです。経営にとっての道しるべは、経営計画書と言えます。

僧とは、教えを守り続けた人です。経営にとっての人とは、仲間と言えます。

 

経営トップが、どのような困難に陥ったとしても、この3つの宝を持っていれば、乗り越えることができます。この3つの宝に気づくことができれば、困難を糧にすることができるのです。

 

Aさんは、毎月1度メンターの所に出向き、相談を続けました。今の課題をぶつけ、助言を求めたのです。メンターは、具体的なアドバイスはもとより、Aさんの後押しをし続けたのです。

「大丈夫、できる。」「許可なんてでないよ。やればいいの。」

Aさんは、事業遂行のための計画書を書き上げなければならない状態に追い込まれ、計画書をまとめ上げました。

Aさんは、事業を遂行するためのネットワークを広げ、サポートしてくれる仲間を手に入れました。

そして、大きく人生を変えるきっかけをつかんだのです。

 

二人は、今年4月経営トップになりました。半年間の歩みの違いが、来年以降を大きく変えることになったのです。

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