理念が最優先

寺院経営は、佛教の実践そのものです。布教活動そのものです。

四法印と三宝を大前提に、お寺にあった、理念を定めるのです。何を行うのにも、理念が最優先です。

 

理念を実現する活動こそ、経営です。佛教の理想を掲げ、佛教の教えてに従った理念を実現するのです。

経営とは、お金設けのための手段ではありません。真実の道を歩み続けることです。

 

日々の実践そのものが、理念の実現に向かって行く事を目指します。

日々を積み重ねていくと、起床から洗面、坐禅、朝のお勤め、食事、作務、事務、法務、会議、打合せ、勉強などなど、就寝まで、全ての行いが、理念の実現に一直線に繋がっている感覚を持つことができるようになります。

あらゆることが、意味のあることになります。無駄なことなど何もなくなってしまいます。

 

すると、なぜ人を集めるのか?といったことも明確になってきます。理念を実現するために、人に集まってもらうのです。

集まってもらった人に何を伝えるのかもはっきりします。何を感じてもらうのかもはっきりします。そして、どんな人に集まって欲しいのかもはっきりしてくるのです。

 

 

理念を実現するためにチームを作る

今、私は秩父慈眼寺で、チームとして寺院運営を実践していくための試みを行っています。

檀家総代には、毎月1回集まっていただいています。学校法人やNPOなどのグループ法人も含めた企画会議を週1回実施しています。

これが、実に面白い。

 

参加するメンバーは、お寺のスタッフとグループ法人のスタッフ。お寺を中心にして、新しいみんながハッピーになるコミュニティのコアなメンバーです。

 

独りで考えたのでは、到底思いつかないアイディアが、どんどん出てきます。

始めた頃は、イヤイヤ参加していたメンバーが、楽しくて顔つきまで変わってくるのです。

 

たった1時間の会議で、参拝者にとってうれしくなるお寺のアイディアが110個も出ました。これは、独りで考えていたら、気が遠くなる時間がかかりそうです。

そのアイディアをさらに絞り込み、組み合わせるとブラッシュされるのです。思いつきのアイディアが、画期的な構想にまでまとめあがりました。

 

後は、形にしてテスト、修正の繰り返し。参拝者が、喜ぶツールができそうです。

 

この会議では、とても大事にしている事があります。

 

まず始めに、理念の共有を図っていることです。そして、5年後10年後の計画も伝えています。

ここから始めたのです。

 

5年後10年後の姿を実現するために、今やるべき事をやる、理念を実現するために、今やるべきことをやる、という大切な部分をしっかり伝えたのです。

 

アイディアを出すための会議を始める前に、お願いをしておきます。

「ダメ、できない」と言わないこと。質より量を出すこと。発想に制限を設けないこと。相手のアイディアに乗ること

特に、人のアイディアが、どんなに非現実的であっても、「そんなのできないよ」と言わないことが重要です。たった一人の人が、ネガティブな発言をした途端、その会議はクリエイティブな会議にはならなくなってしまうのです。

 

まるで遊び感覚で、アイディアを出し、全員参加型で企画を練る会議は、宝物です。

そして、毎回ビジョンや理念は確認します。本題に入るのは、その後です。

 

訪れる人が、「まさか!ここまで!」と感動するお寺を創りたい!これが、私の夢でもあります。

そのために、できることを見つけて、実践していくのです。

 

住職は、会議のとりまとめ役であり、コーディネーターであり、盛り上げ役なのです。

 

お寺でコンサートをやるにも、新しいお守りを創るにも、まずは、理念を創ることです。

何のために、どんな目標をもってその事業を行うのか?一貫していなければなりません。

 

チームメンバーが、こぞって参加して企画を立てる。もう楽しくて仕方ありません。

複数の人が集まって、アイディアを出す楽しさを知ってしまったら、独りでもんもんと考える事が、もったいなくなってしまいました。

 

思いつきが構想になり、事業化され、計画にまで落とし込むことができたら、今後は、実践です。

 

どのような結果になるのか?楽しみでワクワクしてしまいます。

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